院長 伊藤 真次
私は幼い頃、父が医師として地域の方々と向き合う姿を見て育ちました。
患者さんから感謝され、深い信頼関係を築いている両親の姿に憧れ、「目の前で困っている人の力になりたい」と考えたことが、医療を志す原点となりました。
しかし、医師としてキャリアを歩む中で直面したのは、医療の専門分化という壁です。
日本の医療は高度な専門性を持つ一方で、「自分の専門外だから診られない」と、患者さんが病院をたらい回しにされてしまう現状がありました。
これに私は違和感を覚えました。
「目の前で困っている人を断りたくない。どんな悩みでも受け止められる医師でありたい。」
私は全人的に患者さんを診る「家庭医療(総合診療)」を本格的に学ぶため、アメリカへ渡りました。
ハワイでの研修や診療、そして老年内科(高齢者医療)の専門的な学びを通じて学んだことは、医療とは病気や臓器だけを診るものではないということです。
「患者さんという『人』全体を診る」
「その方の生活背景やご家族を診る」
「地域を含めて診る」
こうした多角的な視点から向き合うことこそが、家庭医療の大切な役割であると考えています。
2020年に帰国し、ご縁あってこの久道医院で診療を行うことになりました。
当院は50年以上にわたり「地域の赤ひげ先生」として、何でも診る地域密着の医療を実践し続けてきたクリニックです。
この歴史ある場所で、久道医院が築き上げた信頼を大切に引き継ぎながら、地域の皆様のお役に立てるよう、日々研鑽を重ねてまいります。
「こんな症状で相談してもいいのかな」
「何科に行けばいいかわからない」
「家族の介護のことで悩んでいる」
些細なことでも構いません。
地域の皆様が、住み慣れたこの街でいつまでも安心して暮らし続けられるよう、私たちは皆様の「一番身近なかかりつけ医」として歩み続けます。
院長
伊藤 真次 ITO Shinji
神奈川県出身/東北大医学医学部 卒業
資格
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医・指導医
- 日本老年医学会 老年専門医・指導医
- 米国家庭医療学会 家庭医療専門医
- 米国家庭医療学会 老年科専門医
経歴
- 2005年
- 東北大医学医学部 卒業
- 2005-2009年
- 麻生飯塚病院初期研修・後期研修(救急部)
- 2009ー2010年
- 米横須賀海軍病院インターン
- 2010-2011年
- 湘南なぎさ診療所、ナショナルメディカルクリニック
- 2011-2014年
- ハワイ大学家庭医療レジデント
- 2014-2016年
- ハワイ大学老年内科フェロー
- 2016-2019年
- Kokua Kalihi Valley 家庭医/老年内科医
- 2020年-現在
- 現職、ハワイ医学教育プログラム 家庭医療科・老年医学指導医